YAIBA-VRC導入とデータ取得の方法

1.はじめに

 YAIBA(https://note.com/cocu_tan/n/n70972d7646bd)とはVRChatでのユーザーの位置情報やアンケート収集をおこなうシステムであり、データを収集するためにワールド作成時に設置するYAIBA-VRC(https://github.com/ScienceAssembly/YAIBA-VRC)と、そこから得られたデータを自身で分析しやすいCSV形式やJSON
形式にデータを変換(+分析例を示す)YAIBA(https://github.com/ScienceAssembly/YAIBA)で構成されている。本資料ではYAIBA-VRCを導入し、YAIBAなど分析に向けて次のプロセスにつなげるためのデータを取得する方法について説明する。

注意

YAIBAによるデータ収集は、事前登録したユーザーのVRChatログデータに各種情報を記録するツールです。事前登録したユーザーがいるインスタンス内かつそのユーザーが滞在している時間の情報のみを取得することができます。事前登録したユーザーが滞在していないインスタンスの情報は取得することができません。

2.YAIBA-VRCの導入

2.1 YAIBA-VRCのunitypackageファイルを入手

 
 YAIBA-VRC(https://github.com/ScienceAssembly/YAIBA-VRC)のページにアクセスし、下の画像に記載している手順でunitiypackageを入手する。

1) 画面右下の「最新のリリース番号(Latest)」をクリックします。

YAIBA-VRC最新のリリース

2) 「YAIBA-VRC_(バージョン番号).unitypackage」をクリックし、unitypackageを
ダウンロードします。

unitypackageのダウンロード

2.2 YAIBAを設置したいワールドをUnity上に用意する

 ワールドの作成方法については各自調べて対応してください。試しに見てみたい場合はYAIBA-VRCにYAIBA-Sampleとしてサンプルが用意されているので、それを使用して確認してください。

2.3 YAIBA-VRCのunitypackageを読み込む

 上記のワールドを用意したプロジェクト上でYAIBA-VRCのunitypackage( YAIBA-VRC_v1.0.2.unitypackage)を読み込んでください。問題なく読み込みが完了できていれば、下の画像のようにunityの左下のウインドウに「YAIBA-VRC」が追加されます。

YAIBA-VRCのunitypackageの読み込み

2.4 YAIBA-VRCを配置する

1) YAIBA-VRC内にある”YAIBA”を自身のワールドに配置してください。

YAIBAを自身のワールドに配置

2.5 YAIBA Prefabの最低限の設定手順

  1. スポーン地点の前に「データ提供のお願い」確認画面を配置してください。
    「YAIBA\Orientation\EntrancePanel」を配置します。

「データ提供のお願い」確認画面を配置

  1. 「YAIBA/StaffSetting」の「Staff Names」には、ログ取得を許可するスタッフの
    「VRChatのユーザー名」を正確に入力します。複数名を設定することも可能です。
    ※ ここで設定されたユーザーだけが、YAIBA-VRCによって位置や回転、アンケート結果などのデータを記録できます。
    通常の参加者全員を登録する必要はありません。解析担当など、必要な人のみを設定してください。
    ※VRChatのユーザー名を間違えるとログが取得できません。注意して設定してください。

ログ取得を許可するスタッフの設定

  1. YAIBA/Orientation/OrientationGimmickのMeasure Interval(データ取得間隔)を設定する<推奨設定:1(秒)
    ※位置情報を取得する周期です。あまり長い秒数だと正しく分析できなくなります。

データ取得間隔を設定、推奨設定:1(秒)

  1. 「データ提供のお願い」確認の同意後に移動する場所にYAIBA/Orientation/TeleportToを配置する(テレポートが不要であれば無効化する)
    ※「協力する」「協力しない」どちらを押しても配置先にテレポートします。

同意後に移動する場所の設置

  1. 「アンケートのお願い※」などのパネルの位置や内容を適宜設定する。

適切なアンケート実施には専門知識が必要です。多くの場合、有効活用できないだけではなく、回答者へ不要なストレスを与えます。明確な意図がない限りはアンケート機能は無効化しておくことをおススメします。

1) 「YAIBA/Orientation/OrientationPanel」(ユーザーの位置情報の確認パネル)は特に使用しないため、不要な場合「右クリック→Delete」で削除します。

ユーザーの位置情報の確認パネルの削除

2) 「YAIBA/Questionnaire」もアンケート機能の為、不要の場合
「右クリック→Delete」で削除します。

アンケート機能パネルの削除

  1. ワールドをアップロードする VRChatに通常と同じようにワールドをアップロードしなおしてください。 以上でYAIBA-VRCの設置は完了です。

YAIBA Prefabの主なパラメータ

YAIBA/StaffSetting

YAIBA/Orientation/OrientationGimmick

YAIBA/Questionnaire/QuestionnaireGimmick

3.データの取得

YAIBA-VRCを使用して取得した位置情報などのデータはVRChatのログデータに記録されています。ログデータの保存場所は、デフォルトの設定では
C:\Users\ (Windowsのユーザ名)\AppData\LocalLow\VRChat\VRChat
に”output_log_YYYY-MM-DD_hh-mm-ss.txt”のようなファイル名で保存されています。このデータを使用します。

※ログファイルは1~2日で自動削除されます注意してください

注意

ログファイルはVRChatをログアウトしたときに出力されます。
ログファイルは一時的なものでVRChatの仕様上あまり長く残されず自動で消されてしまいます。必要なログファイルは1日以内に保存場所を移動しておくことを強くおススメします。

4.収集されるデータ